特別Gセレクションとしてこの度、写真家 藤岡亜弥の新作写真展「川はゆく」を開催いたします。
藤岡亜弥は、3年前にニューヨークから広島に生活の拠点を移し、現在広島を中心に活動する写真家。
藤岡は広島に住み、日常の視点から写真を撮るという作業を通して「ヒロシマ」を考えてました。
この作品は、70年という時間の厚みの中で消されてしまったヒロシマの歴史を想像しながら、生活の中で見えにくくなっているヒロシマの痕跡を探そうとした彼女自身の体験の記録です。
誇大することも矮小することもなく今の広島を受け止めようとする藤岡亜弥の「川はゆく」は、現在の広島に内在するヒロシマの歴史と、ここに在る私たちの今を鮮烈に感じさせてくれるのではないでしょうか。
なお、本展は藤岡の広島での初個展であり、2016年秋には写真集「川はゆく」(赤々舎)を刊行予定です。
学歴
1990年 広島県立呉三津田高等学校
1994年 日本大学芸術学部写真学科卒業
1997年 台湾師範大学語学中心留学
2008-2012年 文化庁新進芸術家海外派遣制度奨学生(NY)
現在広島で活動中ニコンカレッジ講師、毎日文化センター講師、
プチポカ会主宰
受賞歴
1994年 日本大学芸術学部芸術学会奨励賞
2004年 ビジュアルアーツフォトアワード
2004年 ひとつぼ展 入選
2010年 日本写真協会新人賞
出版物
1996年「シャッター&ラブ」16人の若手女性写真家
2004年「さよならを教えて」ビジュアルアーツ出版
2009年「私は眠らない」赤々舎
2016年6月「川はゆく」出版予定 赤々舎
個展
1996年 「なみだ壺」 銀座ガーデアンガーデン (東京)
1996年 「笑門来福」 WORKS H (横浜)
2001年 「さよならを教えて」新宿ニコンサロン(東京)
2004年 「離愁」新宿ニコンサロン(東京)
2005年 「さよならを教えて」ビジュアルアーツギャラリー
2006年 「私は眠らない」銀座ニコンサロン(東京、大阪)
2009年 「私は眠らない」AKAAKA (東京)
2010年 「Life Studies」Dexon gallery (New York)
2011年 「Life Studies 」「アヤ子江古田気分」AKAAKA (東京)
2012年 「離愁」AKAAKA (東京)
2012年 「離愁」ギャラリーG(広島)
2014年 「Life Studies」銀座ニコンサロン(東京、大阪)
2014年 「Life Studies 2」Place M (東京)
グループ展
2005年 「離愁」ひとつぼ展
2005年 マリクレール ホワイトキャンペーン 2005
2006年 「中国平遥国際写真フェスティバル」
2006年 「フォトグラフィティ1980−2005」新写真派協会
2010年 “飯沢耕太郎が注目する女性写真家”RICOH
2010年 日本写真協会受賞作品展 フジフォトギャラリー
2014年 赤々舎「本から写真から」
2015年 「花〜生きるということ」東広島美術館
2016年 「川はゆく」スライドショー 台北現代美術館
他多数