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中塩美知子 展 - 沼の絵 –

  • 会期|2026年12月15日(火)〜20日(日)
  • 時間|11:00〜18:00(最終日は16:00まで)

 

  • コラボイベント
    アートと紡ぐ朗読会
    朗読 川畑洋子
    日時 12月16日(水)13:00~
    朗読作品 芥川龍之介作「蜘蛛の糸」 薄田泣菫作「まんりやう」ほか 
    入場無料・予約不要、 どなたでもご自由にお立ち寄りください

 


 

作者より     ―沼の絵についてー
 
アルツハイマーの母と障害者の弟を介護しながら、絵を描いている。
家族の介護は誰でも経験するものなのだが、想像以上の大変さで、四六時中家の中を駆け回る。しかも夜間の介護もあるので、常に睡眠不足だ。
このダブルケアラー生活に、今はずいぶん慣れてきたものの、初心者だった数年前は、沼の中にいるようなままならなさを嘆いていた時もあった。

 

そんな頃出会ったのが、このテーマ、「沼」である。
以来、「介護の沼」にとっぷりと浸かりながらも、その生活の中からいろんな題材を見つけて来ては、自身の心象風景とも言える「沼の絵」を描いている。

 

今回の展覧会で展示している「散々な一日の夜」は、「介護の沼」から見えた星空の絵。
これは、介護につきものの理不尽な出来事があった晩のこと、(真夜中、母に不審者と間違われ、家から追い出されそうになったことがあった。母は、すごい剣幕で「居てもらっては困るんです!」と言い、私を追いかけてきたのである。)
窓を開けると星空がご褒美のように広がっていて、「そんな小さなことで悩むな。」と笑っているかのように見えた。―そんな体験から描いたものである。

 

2021年からギャラリーGで個展を始め、今回で6度目となる。毎回見に来てくださる方、たまたま電停で目にとめ訪れてくださった方、そしてこんなつまらぬ自分に遠くからエールを送り続けてくれる友人…、すべての方々に、深く感謝申し上げたい。

 

2026年10月2日 中塩美知子

 


 

  • 作家略歴

    呉市出身。のどかな瀬戸内海と山に囲まれたこの地で育つ。
    高校時代油絵に出会い、以来描き続ける。

    《主な個展》
    2013・2015・2017・2019 ・2021・2023・2025 楓ギャラリー(大阪市中央区)
    2014・2016・2018・2022・2024・2026 ギャラリーアーティスロング(京都市三条通り)
    2016 アートスペース銀座ワン(東京都中央区銀座)
    2016  ギャラリープラネットルージュ(パリ7区)
    2018~2026、毎年 岡アートギャラリー(岡山市中区)
    2018 安芸高田市立八千代の丘美術館 
    2018・2019 ギャラリーベルタンポワレ(パリ1区)
    2024 中和ギャラリー(東京日本橋)
    2021・2022・2023・2024・2025 ギャラリーG(広島市中区)