放課後デイサービス「ボーダレスアートスペースHAP」に通所する子どもたちと、就労継続支援B型生活介護「HAP-B」の利用者と指導員(アーティスト)による作品展です。平面、立体、動画、パフォーマンスなど、ジャンル問わず様々な表現が会場の隅々まで並びます。 たくさんのアーティストたちの内面から広がる豊かな世界を、展覧会を通して感じてください。
隣る人
[2011/日本/SD/85分/ドキュメンタリー]
監督:刀川和也
本作は、「子どもたちと暮らす」ことを実践する児童養護施設、「光の子どもの家」の生活に8年にわたって密着し、その日常を淡々と丁寧に描いたドキュメンタリー。監督はフリージャーナリスト集団「アジアプレス・インターナショナル」に所属し、フィリピンやインドネシア等アジアの児童問題を取材してきた刀川和也。 「私の全存在を受け止めて!」と不安の中で揺れ動き続ける子どもたち。自らの信念とその重さに格闘しながらも、子どもに寄り添い続けようとする保育士たち。離れて暮らす子どもとふたたび生活できるようになることを願い人生を修復しようともがく実の親など、生命力に溢れる人々の姿が瑞々しく描かれ、どこにでもありそうな日常なのに、観る者を笑いと涙、人と人とのぶつかり合いの温もりで包み込む。