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井口真吾 ROSE ー祈りは何処へとどくのかー

  • 会期:2021年4月27日(火)〜5月2日(日)
  • 時間:11:00〜20:00(最終日は17:00まで)
  • 主催:一般社団法人HAP

 

3年前に母が他界し、今年になって父と大切な友人を失いました。

そして、コロナや自然災害、絶え間ない争いなど、祈ることの多い日々が続きます。

宗教によって祈りの意味も形も異なるものの、祈りはいつも尊重され、祈りに適した環境さえ整えられたりします。

既存の宗教とは関係なく、古来より人は何かに祈りを捧げ続けてきたにちがいありません。

一人で作品を製作していると、その作業がある種の祈りの行為にも思えてきました。

そして、夜中に手を止め、この祈りは何処へとどくのだろうか…と、考えてみたりもしたのでした。

 

 

 

井口 真吾 IGUCHI SHINGO

1957年 広島県生まれ

1980年 広島修道大学人文学部人間関係学科心理学専攻卒

1983年 漫画雑誌「ガロ」にてデビュー

自作の漫画作品の中で誕生したキャラクターとその世界をテーマに、現実の世界で生じる様々な事象を干渉させながら作品を制作し続けている。

1984年に発表されたとんがり帽子とアイマスクがトレードマークの男の子Zちゃんが主人公の物語『Z CHAN』は、10年間にわたり「ガロ」で連載されたほか、絵本、小説、詩、イラスト、絵画、パフォーマンスなど様々な手法で表現されてきた。

漫画や絵本の要素が再構成されたシンプルなビジュアルに、哲学的で暗示に満ちた独特の世界感がパラレルに隠し込まれている。

1996年に「System 5 Dimensions System」と名付けられた作者や作者の住む世界(3次元+時間)をも『Z CHAN』の世界に取り込む方式にしたことから、『Z CHAN』の世界は作者自身にも収集のつかない展開となっている。

2000年以降は現代美術の領域での活動が主になる。

2010年に上海万博会場内パビリオンで開催された「上海万博開催記念版画展」では草間弥生、横尾忠則らと共に6人の日本代表の一人として選出された。

2016年からは、両親の介護のため35年間暮らした東京から広島に製作の拠点を移す。

 

展覧会

個展、グループ展、国内外アートフェアー  多数

 

最近の活動

個展

「Z ZHAN&VANROGH」展 2014年 渋谷ヒカリエ8階 COURT 東京 

「Z CHAN 30周年」展 2014年 カルチャートビームス 原宿BEAMS 東京 

「VANROGH HONEY」展 2015年 中野ブロードウェイ リトルハイ 東京 

「ROSE LOTUS 」展 2018年 Little MOCA 台湾

「Z 2021F」展 2021年2月 MDP GALLERY KAMAKURA 神奈川

「祈りは何処へとどくのか」展 2021年4月 Gギャラリー 広島

「Z CHANの世界」展 2021年6月 八千代の丘美術館 広島

 

グループ展 

「漫画の時代」展 東京都現代美術館 広島現代美術館(1998~1999)

「上海万博開催記念版画」展 中国上海万博会場(2010)

「NEW CITY ART FAIR」展 2013年 ニューヨーク チェルシー 

「ネオ・カウンター・シェイブアート・ショウ」展 2013年 渋谷ヒカリエ8階CUBE1,2,3 東京 

「ネオ・カウンター・シェイブアート・ショウVol.3」展 2014年 渋谷ヒカリエ8階CUBE1,2,3 東京 

「ネオ・カウンター・シェイブ『GO』」展 2015年 青山スパイラルガーデン1階 東京 

「フロム・エリア5」展 2016年 渋谷ヒカリエ8階CUBE1,2,3 東京 

「ネオ・カウンター・シェイブアート・ショウVol.8 3人展」展 2019年 渋谷ヒカリエ8階CUBE1,2,3 東京

「アートラボ・グループ アートショー」展 2020年 渋谷ヒカリエ8階CUBE1,2,3 東京

 

著書
漫画「Z CHAN ローズ 」(青林堂)1992
絵本「Z CHAN 」壁の穴 (ビリケン出版)1999 
絵本「バンロッホのはちみつ」(学研)2001
絵本「バンロッホのチューリップ」(学研)2005
漫画「改訂版 Z CHAN ロータス」(青林工芸社)2007
絵本 「いちねんせいになったあなたへ」詩 江國香織 絵 井口真吾(小学館)2011 
アートブック「VANROGH’s HONEY」(六耀社)2013 
アートブック「Z30K」(BEAMS)2014

 

  • 急遽決定!!
    サックスとテルミンの演奏@井口真吾個展『ROSEー祈りは何処へとどくのかー』

展覧会初日にギャラリーに居合わせた音楽家のおふたりが、この展覧会に捧げる演奏をしてくださることが急遽決定!
即興のコラボも?!お時間の合う方はぜひお越しください。

■演奏
・船田奇岑(テルミン)
・加藤和也(サックス)
■日時|4月29日(木)18:30ごろスタート予定
■場所|gallery G
■入場無料
■曲目(変更することもあります)
船田奇岑
・セルゲイ・ラフマニノフの『ヴォカリーズ』作品34-14、1915年作曲
加藤和也
・ヨハン セバスティアン バッハ|無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ第3番ホ長調 BWV1006 (1720) より 3.ロンド風ガヴォット
・ヤコブTV|ガーデン オブ ラヴ (2002)、シラクーザ ブルーズ (2013)
 
■お願い
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ギャラリー内のお客様の人数が多いと感じられる場合は、入場を制限させていただきます。
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